顔面神経麻痺の後遺症・リハビリ・慢性期治療

ここでは顔面神経麻痺の後遺症・リハビリ・慢性期治療について解説しています。下記に要約がありますが、それぞれの詳細については下記リンクまたは上のプルダウンメニューから読むことが出来ます(旧HPとほぼ同じ内容です)。

> 低周波刺激をやったら、治らない? :  神経の障害が軽度な患者さんでは電気・低周波刺激をやらなくてもきれいに治り、神経の障害が高度な患者さんでは電気刺激や低周波刺激をすることによってかえって後遺症が目立つようになる可能性があるため、低周波刺激は禁忌とされています。

> 麻痺の後遺症 : 病的共同運動、痙攣(けいれん)や拘縮(ひきつれ)などがあります。

麻痺のリハビリ : 顔面の表情をつくる筋肉のリハビリテーションは筋力の強化ではなく後遺症を予防することが目的ですので、やりすぎない・(電気刺激・低周波などで)無理に動かさないことが重要です。

麻痺・後遺症が残った時の治療 : 形成外科や脳外科での手術治療の他、病的共同運動などの後遺症に対してはリハビリやボツリヌス毒素による治療が行われています。

後遺症に対するボツリヌス療法  : 片側顔面痙攣等の治療に用いられるボツリヌス毒素が病的共同運動の治療にも応用され、良好な成績が報告されています。投与に当たっては、使用医師登録などの手続きが必要なため、実際に治療を行ってい る病院は限られております。